歯を抜いた後はどのように治っていくのか・・・|広島市の歯医者|審美歯科をはじめ納得できる歯科治療を提供

           

ごこちデンタルクリニック

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歯を抜いた後はどのように治っていくのか・・・

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歯を抜いた後は、その歯があった骨の中に穴が開きます。そこを抜歯窩(ばっしか)と呼びます。抜歯窩の中はまず、血液で満たされて、1日目にはゼリー状のかたまりになります。その血のかたまりを血餅(けっぺい)と呼びます。その血餅が抜歯窩の治癒に重要な役割を果たします。

抜歯後2日目頃から血餅の中に毛細血管と線維芽細胞が増殖し始めます。そして、抜歯後7日目頃から抜歯窩内で新しい骨が形成され始め、30日目頃には抜歯窩は骨で埋められるようになります。また、周りの歯肉の皮は抜歯後2日目より5日目頃に増殖をはじめ、2週間経ったころから穴になり、20日目過ぎたころには抜歯窩を覆うようになります。このようにして、抜歯窩は治癒していきますが、抜歯窩の中の骨が周りの骨とほとんど変わらない構造になるまで3-5カ月かかります。また抜く歯の感染の程度により、治癒の時間に差があります。

稀に血餅が取れてしまうと、抜いてから1週間ほど過ぎてから抜歯窩はドライソケットといって、少し触るだけでも非常に痛むようになることがあります。鏡で見ると、抜歯窩に穴が開き、骨が白く見えるようになります。原因として、局所の慢性炎症や過度のうがいや機械的刺激(ブラッシングやつまようじ)により、血餅が取れてしまった場合や二次的な感染を起こし、血餅が溶けてしまった場合などが挙げられます。抜歯当日は血餅が不安定で取れやすい状態ですので、強いうがいなどは避けた方が良いでしょう。

 

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