抜髄すると歯が脆くなり割れやすくなるってホント?|広島市の歯医者|審美歯科をはじめ納得できる歯科治療を提供

           

ごこちデンタルクリニック

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抜髄すると歯が脆くなり割れやすくなるってホント?

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神経を取り除かれた歯は枯れ木のようになってしまう?

抜髄とは、歯の内部にある歯の神経を取り除くことです。

この抜髄された歯ですが、神経を取ることで歯が欠けたり割れやすくなるという説があります。

でも本当に歯はもろくなってしまうのでしょうか?

J Endod. 1989 Nov;15(11):512-6.

Reduction in tooth stiffness as a result of endodontic and restorative procedures.

という論文では、抜髄しても、残っている歯の量が多ければ、歯の強度は弱くならないとされています。

 

内容を要約すると、

・歯内療法処置は最終的な歯の強度に非常に小さな影響しか与えない

・アクセス窩洞の形成で強度は5%減少する

・MOD窩洞の形成は最終的に7割ほど歯の強度を減少させる

・修復処置が歯の強度を減少させる最大の原因

・辺縁隆線の喪失が非常に大きな原因である

簡単に言うと、虫歯の大きさや範囲にもよりますが、虫歯をきちんと取り除き、歯を削る量を最小限に抑えることができれば、

歯の強度は保たれるということです。

ですので、虫歯になり、やむなく神経を取ることになっても、慎重に必要最小限に切削することで

歯の強度は担保できるかもしれません。

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一番奥の大臼歯の虫歯が神経に達してしまい、やむなく抜髄となりました。

しかし、虫歯の深さは深かったのですが、幸い隣接面(歯と歯の間)には虫歯が進行していなかったので、

根管充填後、

ダイレクトボンディング法により充填処置を行っています。

切削量を必要最小限にすることで、歯の強度は担保される可能性は高くなると思われます。

 

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