アマルガムとは・・・
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お口の中に古い詰め物はありませんか?それはアマルガムかもしれません。
これまで、日本の歯科治療で使用されていた詰め物や銀歯には大きく分けて2種類ありました。ひとつは現在も使用されている金銀パラジウム合金、そしてもうひとつはアマルガム(歯科用水銀)です。2016年4月からアマルガムは保険適用から除外されました。アマルガムとは、銀と錫の合金に銅や亜鉛を添加した粉末を水銀で練ったもので、固まる時に膨張するため、ぴったり患部を塞ぐことができることや、保険が利いたために安価なことで広く歯科治療に使われてきました。しかしアマルガムには、水銀による体への影響、金属アレルギーの誘発、二次カリエスの発見が遅れるなど、様々な問題が知見されるようになり、ほとんど使用されることはなくなりました。ただ、過去に治療した詰め物などにアマルガムが残っていることもあります。その場合、アマルガムを除去し、セラミックやナノフィラー系のコンポジットレジンに置き換えることも健康や審美のことを考えると得策かもしれません。